出会い系サイトでの未成年の性被害と逮捕事例をまとめてみました

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出会い系サイトを利用しての恋人探しは楽しいですよね。
全国各地の異性と知り合えますし、気に入った相手がいて、相手と合意すれば出会うこともできるわけです。

しかし、そのなかで必ず守ってほしいことがあります。
それは、性犯罪を起こさない、援助交際は行わない、ということです。

もちろんこれらは倫理的な問題もありますが、それ以上に、そもそも犯罪です。犯罪を起こせば、罰則があります。

出会い系サイトなどに起因する未成年の性被害の実態

売春関係の事件件数とそのなかの未成年者の割合

強姦、強制わいせつの件数推移

売春や強姦事件は近年減少傾向にあります。しかし、そのうちの未成年者の割合は増加しています。

全体的に治安は良くなっているものの、未成年が巻き込まれることは多いという状況ですね。
これは、SNSやインターネットを通じて、誰とでも気軽に出会えることが原因です。昔はある程度コミュニティが限定されており、明らかに年齢の離れたまったく関係ない異性に出会うことは難しかったです。

しかし、最近はインターネットを活用して、まったく年代も住んでいる地域も違う異性に出会うことが容易になっています。

また、単に出会いを求める出会い系サイトが、児童買春を求めるために利用されている場合もあります。むしろ、そもそも児童買春を目的に運営されている出会い系サイトも存在します。

貧困層や、モラルの低下がその原因として挙げられますが、児童買春の相場は数万円とそれほど高いわけではなく、手を出しやすい状況にあります。
おこづかいがほしい未成年女子と、おこづかいを上げて未成年に卑猥なことをしたい男性がやり取りしてしまっています。

出会い系サイトを利用する際には年齢確認が必要ですが、自分のものではない免許証などを使って年齢確認をクリアしている場合もあります。
そういったユーザーもいるので、関わると知らない間に児童買春の加害者になってしまいます。こういった事例はわりと多いので、気を付けてください。

またこういった援助交際は、サイト運営側が黙認しているケースも多いです。優良な出会い系サイトであれば未成年者の登録は気づいた瞬間に削除します。
しかし、悪徳なサイトは違法であっても儲かればそれでいいと考えているので、違法な状況が黙認されるのです。

それでは、実際に起きた未成年を対象にした性犯罪の事例を紹介していきます。

実際の逮捕事例

「俺のとこ来るか」未成年者誘拐容疑で男を逮捕

2015年の10月に報道された事件です。27歳の男性が、当時高校1年生で16歳の女子生徒を誘拐したとして、大阪府高槻署に逮捕されました。

同署によると、容疑者の男性と女子高生は同年の6月に出会い系サイトで知り合って、7月21日に初めて出会ったということです。女子生徒は「映画を見に行く」と言って家を出ていたのですが、そのまま帰ってこないということで、女子生徒の母親が同署に相談しました。そして、29日に容疑者のマンションで女子生徒を発見し、保護しました。

しかし、そのとき女子生徒には被害者になったという意識はなく、同署に任意捜査されました。10月に再び女子生徒は行方不明になり、12日にホテルの駐車場で容疑者と女子生徒が一緒にいるところを発見され、容疑者が逮捕されました。

このケースだと、容疑者と女子生徒は合意の上で関係を持っていたのでしょう。しかし、犯罪は犯罪なので、仕方ないです。未成年を相手にしていたことも問題ですし、女子生徒の家族の了承を得ていなかったので、それも問題が大きくなった原因です。

横浜刑務所技術技官の男を逮捕

2016年6月14日に横浜刑務所技術技官の25歳の男が神奈川県警少年捜査課に児童買春容疑で逮捕されました。
2015年の9月12日に当時16歳の女子生徒を相手に、1万5000円を渡すことを約束し、容疑者宅で性行為を行ったということです。

容疑者は「欲望に勝てなかった」と容疑を認めています。

一般的な児童買春の相場に比べて、1万5000円というのは安いでしょう。同意の上だとしても、児童に対する援助交際は児童買春の罪に問われてしまいます。
罪に問われると、家族や会社にもそのことが知れ渡り、前科として記録されます。
未成年と援助交際を行う人の多くは、相手も承諾しているし問題ないだろう、と考えます。
しかし、犯罪になるので注意してください。

「後でお金は払うから」児童買春を繰り返した男を逮捕

2016年の事件ですが、会社員の50歳の男性が、警視庁麹町署に児童買春・ポルノ禁止法違反(児童買春)で逮捕されました。

容疑者は、3月23日、ホテルで3、4万円を支払うことを約束し、16歳の少女と性行為を行いました。もともと少女がツイッターで援助交際を求める書き込みをしたために援助交際が始まり、容疑者は少女の書き込みに応じた形です。
容疑者は「後でお金は払うから」と言っていましたが、支払う約束の1割程度の3,000円~4,000円程度しか支払いませんでした。

容疑者は同様の児童買春を何度も行っていました。

お金を数万円支払うと約束しておいて、実際には数千円しか支払わない児童買春です。
もちろんこの男性が逮捕された理由はお金を全額支払わなかったことではなくて、児童買春を行ったことです。

少女側から提案された児童買春だったとしても、罪に問われるのはそれに応じた男性側です。少女に児童買春を持ちかけられても、応じないようにしましょう。

未成年と性行為を行って逮捕された人の話を見てきましたが、未成年からの誘いや同意の上の性行為であても、成人男性側が逮捕されます。

それでは次に、未成年に対する性犯罪はどのような法律違反になるのかを確認していきましょう。

当てはまる法律

ここでは未成年に対する性犯罪で引っ掛かる法律を紹介します。

児童買春・児童ポルノ禁止法

児童買春・児童ポルノ禁止法のなかでは、この法律の目的を以下のように定めています。

「児童に対する性的搾取及び性的虐待が児童の権利を著しく侵害することの重大性に鑑み、あわせて児童の権利の擁護に関する国際的動向を踏まえ、児童買春、児童ポルノに係る行為等を規制し、及びこれらの行為等を処罰するとともに、これらの行為等により心身に有害な影響を受けた児童の保護のための措置等を定めることにより、児童の権利を擁護すること」

となっています。

つまり、児童買春・児童ポルノ法(児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律)は、児童買春や児童ポルノに関する行為を処罰し、児童を保護することを目的としています。

この法律で違反とされている行為は、以下のようなものです。

  • 児童が売春する:5以下の懲役または300万円以下の罰金
  • 児童買春を周旋・勧誘する:5年以下の懲役または500万円以下の罰金
  • 児童買春の周旋・勧誘を仕事とする:7年以下の懲役または1000万円以下の罰金
  • 児童ポルノを頒布・販売・製造する:5年以下の懲役または500万円以下の罰金
  • 児童買春等の目的で児童を売買する:1年以上10年以下の懲役

また児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律内では、児童買春と児童ポルノは次のように定義しています。

児童買春

「この法律において「児童買春」とは、次の各号に掲げる者に対し、対償を供与し、又はその供与の約束をして、当該児童に対し、性交等(性交若しくは性交類似行為をし、又は自己の性的好奇心を満たす目的で、児童の性器等(性器、肛門又は乳首をいう。以下同じ。)を触り、若しくは児童に自己の性器等を触らせることをいう。以下同じ。)をすることをいう。」

①児童
②児童に対する性交等の周旋をした者
③児童の保護者(親権を行う者、未成年後見人その他の者で、児童を現に監護するものをいう。以下同じ。)

児童ポルノ

「この法律において「児童ポルノ」とは、写真、電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式で作られる記録であって、電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう。以下同じ。)に係る記録媒体その他の物であって、次の各号のいずれかに掲げる児童の姿態を視覚により認識することができる方法により描写したものをいう。」

①児童を相手方とする又は児童による性交又は性交類似行為に係る児童の姿態
②他人が児童の性器等を触る行為又は児童が他人の性器等を触る行為に係る児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するもの
③その周辺部、臀部又は胸部をいう。)が露出され又は強調されているものであり、かつ、性欲を興奮させ又は刺激するもの

要約すると、児童買春とは、児童や児童に対しての性交を周旋した人、児童の保護者などに対して金品などの対価を与える、または与える約束をして児童に対し性交などをすることで、児童ポルノとは、写真・ビデオテープなどで、次のいずれかの姿を見て認識できるように描写したものがそれにあたります。

  • 児童の性交等の姿
  • 児童の性器等を触る行為などで、性欲を興奮・刺激させるもの
  • 衣服を全部または一部を着けない児童の姿で、性欲を興奮・刺激させるもの

略取・誘拐罪

略取とは、暴行や脅迫などの強制手段によってさらっていくことで、誘拐とは欺くまたは誘拐し誤った判断をさせてさらうことです。

略取・誘拐罪にはいくつかの種類があり、今回は未成年や性犯罪に関係するもののみを紹介します。

警報内の第三十三章では、以下のように定められています。

「第二百二十四条
未成年者を略取し、又は誘拐した者は、三月以上七年以下の懲役に処する。
第二百二十五条
営利、わいせつ、結婚又は生命若しくは身体に対する加害の目的で、人を略取し、又は誘拐した者は、一年以上十年以下の懲役に処する。」

となっています。
これを要約すると以下のようになります。

未成年略取・誘拐罪

未成年者を保護されている環境下から犯人または第三者の支配下へ連れ去る行為のことです。

・罰則:3カ月以上7年以下の懲役、未遂や幇助も同様に罰せられます。

わいせつ目的・結婚目的・誘拐罪
わいせつ行為をさせたりしたりする目的や、結婚をする目的で略奪・誘拐を行う行為のことです。

・罰則:1年以上10年以下の懲役、幇助した場合も罰せられることになります。

強制わいせつ罪

刑法では以下のように制定されています。

「十三歳以上の男女に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、六月以上十年以下の懲役に処する。十三歳未満の男女に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする。」

となっています。

つまり、暴行や脅迫によってわいせつ行為を行った場合に強制わいせつ罪の対象になります。そして、13歳未満が相手の場合には、相手の同意があったとしても犯罪になり、罰則は6カ月以上10年以下の懲役であるということです。

・罰則:6月以上10年以下の懲役

強姦罪

刑法では以下のようになっています。

「暴行又は脅迫を用いて十三歳以上の女子を姦淫した者は、強姦の罪とし、三年以上の有期懲役に処する。十三歳未満の女子を姦淫した者も、同様とする。」

となっています。
強姦罪は、暴行や脅迫によって性交を行った場合に対象となる犯罪です。13歳未満が相手の場合には、相手の同意があっても犯罪になり、罰則は3年以下の有期懲役であるということです。

・罰則:3年以下の有期懲役

出会い系サイト規制法

インターネット異性紹介事業を通して児童を誘引する行為の規制等に関する法律内では、以下のように制定されています。

「何人も、インターネット異性紹介事業を利用して、次に掲げる行為(以下「禁止誘引行為」という。)をしてはならない。

①児童を性交等(性交若しくは性交類似行為をし、又は自己の性的好奇心を満たす目的で、他人の性器等(性器、肛門又は乳首をいう。以下同じ。)を触り、若しくは他人に自己の性器等を触らせることをいう。以下同じ。)の相手方となるように誘引すること。
②人(児童を除く。第五号において同じ。)を児童との性交等の相手方となるように誘引すること。
③対償を供与することを示して、児童を異性交際(性交等を除く。次号において同じ。)の相手方となるように誘引すること。
④対償を受けることを示して、人を児童との異性交際の相手方となるように誘引すること。
⑤前各号に掲げるもののほか、児童を異性交際の相手方となるように誘引し、又は人を児童との異性交際の相手方となるように誘引すること。」

このようになっています。
出会い系サイトを利用して児童を誘引した人(成功等や対償がない場合は除く)が罰せられるということです。

出会い系サイト規制法では、利用者のほかに、出会い系サイト事業者や登録情報提供機関に対して、制定されているのですが、今回は利用者の場合の罰則を紹介します。

・罰則:100万円以下の罰金

以上が未成年に対する代表的な性犯罪になります。
法律の内容をしっかりと理解し、そこから出会い系を利用しなければ、いつの間にか犯罪者になることもあります。
それでは、どのように対策すべきなのかをチェックしていきます。

未成年に対する性犯罪に巻き込まれないための対策

前述した通り、知らない間に罪を犯していた、という状況は最悪です。

ここではそうならないための知識を紹介していきます。

13歳未満の人には手を出さない

13歳未満の人と性行為やわいせつな行為をしたら、否応なく強姦罪や強制わいせつ罪になります。
そういう趣味の人もいるかもしれませんが、この年齢の人とはわいせつなことは辞めましょう。

13~18歳の人とのお付き合いは保護者の了承を

付き合う人同士が恋愛感情を持っていれば、グレーゾーンになります。

原則として、13歳から18歳の人と付き合うためには、児童(13歳から18歳)自身に恋愛感情があることに加えて、その保護者もそれに了承していることが必要です。そのうえで交際をするのであれば、グレーゾーンです。

援助交際しない

特に18歳未満の人に対して金銭を対価にした性交渉は厳禁です。
18歳以上なら良いのかというと、それはグレーゾーンです。

愛人関係やセフレにお小遣いをあげているのもですが、インターネットで出会ってから金銭の受け渡しをするのは取り締まりの基準が曖昧です。

出会い系サイトやコミュニティサイトで児童買春の誘いをしない

出会い系サイト規制法に引っかかるので、児童買春に関わることを書き込むのは辞めましょう。

上記のことが、未成年に対する性犯罪で捕まらないために必要なことです。
確実なのは、「18歳以上の人と真剣交際する」ということになります。

さいごに

出会い系サイトでの未成年の性被害と逮捕事例を紹介してきました。
18歳未満の人と付き合う際には注意し、また犯罪行為にはならないようにしてください。

特に、未成年をお金で買うのは法的に問題があります。

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